MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

-K追悼公演- 暗黒大典礼祭〜Scarlet Sabbath〜 in 渋谷CLUB QUATTRO

(rev.1 とりあえずセトリ)→(rev.2 箇条書き)

SE.The other side of the door
1.unmoved
2.新曲(Beast side)
3.the Prophet
4.deflower
5.Lamentful Miss
6.In paradisum
7.新曲(Diabolos et Angelus(仮))
(MC)
8.新曲(Twilight flower)
9.Pendulum
10.front et baiser
11.Immortal Madness
12.Dead Scape
13.Solitude
14.Night Breed
15.forbidden
16.Ange -D side holy wings-


en1.Je l'aime



【衣装】
Seth:赤髪立て、眼帯と一体化した?黒いバンダナ、2006年ビヨゲツアーと同じ?衣装、インナーに網
Mana様:黒髪、赤唇、赤い血の涙。透ける素材の長袖パフスリーブ(黒)にコルセット(黒)。開いた首元に赤クロスジュエル
    Twitter参照→https://twitter.com/M_d_M_official/status/519192338359259136
Sugiya:黒髪立て、右側に一部赤メッシュ?襟元ゆったりしたシャツ、黒ズボン、十芒星ペンダント?
Hayato:赤髪リーゼントのように立てて横剃りモヒカン、黒のストライプシャツ、十芒星ペンダント


そして…下手にはマイクスタンドと、台に乗せられ黒い羽根が飾り付けられたギタースタンドが。


【Topics(1)】
Hayato、Sugiya、Mana様、Sethの順で登場。
 Mana様はKのギターLe Monstre Sanglant(赤い方)を持ちながら登場。センターで掲げた後、下手のギタースタンドへ設置。
 下手に設けられた黒い羽根付きギタースタンドにギターを据えて定位置へ。
・1曲目はMoi dix Moisツインギターになったことで生まれた曲、unmoved。
 主のいないアンプにスポットライトが当たり、Kのパートが流れる…
・続けてKの為の新曲、Beast side。
Mana様が下手にやってきて先ほど設置したばかりのKのギターを手に取って演奏。Sugiyaは上手へ。
 Aメロのベースがかなりドゥルンドゥルン荒ぶっておりました。
・the ProphetのVoice、deflowerのコーラスとKの声が流れる曲が続く…
 Lamentful MissはSethが「この5人で初めて演奏した曲です」と前置き。ギターのハモりが聴こえる。
・3月にも演奏した曲、「天使と悪魔が織りなすシンフォニー」Diabolos et Angelus(仮)。
 天から降り注ぐようなコーラス、転調が激しくShadows Templeやthe Prophetのような壮大な世界観を感じます。


【MC】
・冒頭、Sethが自身の入院でライブが延期になった件に対する謝罪と、今はもう大丈夫というアピール。
・Mana様からの伝言「Moi dix Moisは新たな扉を開いていかなくてはなりません」
・告知済み10/11のDS4と、「次のライブが決まりました」12/7 ShibuyaWWWにてDis inferno vol.XII(12)開催のお知らせ。
・10/11はYu〜kiちゃん伯爵がプルプルしながら皆の質問に答えてくれるコーナーがあるとのこと。
 Mana様がSethに近づいて、「ステージで」を強調するよう指示。


【Topics(2)】
・初披露の新曲Twilight flower。黄色(おうしょく)に染まる花が云々、と前置き。
 Emの三拍子、タム回し、重厚な弦楽器、儚げな女性コーラスなどでノスタルジックな印象の曲。
・Immortal MadnessではHayatoがバスドラを刻みながら
「皆の熱い思いをステージに向けて思いっきり叫んでくれ!それがこの5人の願いだ!!」と何時にも増して熱く煽る。
・Night Breed、そしてAnge -D side holy wings-の前ではいつぞやのKの語り(Night Breedでは煽り)が…
 聞き逃さないようにいつも以上に声に集中していた。


【アンコール】
・衣装はそのままに、メンバー再登場。
 Sethが「皆の想いを乗せた手を掲げ、目を閉じて、十の鐘が鳴る間彼の為に祈りましょう…」と促す。
 メンバー・客席が手を掲げる中、増えてゆくすすり泣きの声…自分もここから次への流れで涙が溢れ出てしまった。
・そして「いつもはファンの皆さん一人一人に向けて歌う曲ですが、今日は、今日だけは、彼の為にこの曲を捧げます」と始まった最後の曲、Je l'aime
 イントロから涙声だったSeth、途中何度も涙で歌が途切れそうになったが、しっかり歌い切った。


・メンバー退場の時。
 まずはSethが自らの手に口づけた後、ボディーの先端にタッチ。
 前に出てきたHayatoは頭を掻き毟り倒れこむように身を屈め…去り際にスタンドに立っていたギターを抱きしめる。
 Sugiyaは客席から見て横向きになり、敬礼のような仕草。
・Mana様は再びKのギターを抱え、慟哭のように激しくディストーションをかき鳴らす。
 そしていつも自分のギターを掲げるように、横向きで目を閉じながら反り返ってKのギターを高々と掲げた。
 最後に中央を向き、片手で再度ギターを掲げたが、Mana様の表情は涙を堪えているようだった。 
 Kのギターと共にMana様が退場し、追悼公演は幕を閉じた。

公演後もMana様はBlogで「Moi dix Moisは、次なる扉を開いていかなくてはいけません。」と綴ったが、
その扉はとても固く、重く、厚く、何度も立ち塞がるかもしれない…とメンバーの鬼気迫る演奏を見て思った。
しかしそれでも「これからのMoi dix Moisも、よろしくお願いします。」と前に進もうとしているMana様、
そしてMoi dix Moisを私は今後も応援していきたい。


そして、Kさん。
前体制の頃からMoi dix Moisに加入して約10年ともなれば(他名義での活動も含め)思い出も数知れず…
それだけにたまに喪失感に襲われることあり、未だ完全に気落ちが落ち着いたわけではないけれどひとまずこの言葉を。
…今までありがとう、どうか安らかに。