MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

【Moi dix Mois】~麗しき鹿鳴館への招待状~ ROCK MAY KAN Memorial Live at 目黒鹿鳴館

2024/1/10(wed)

Moi dix Mois at 目黒鹿鳴館

~麗しき鹿鳴館への招待状~ ROCK MAY KAN Memorial Live

Special guest:Közi

出演順はKözi→Moi dix Mois

Közi

【Set List】

Cabinet(SE)(アコースティックver)

亞妄羅網流

Honey Banity

記憶と空

エーゲ海に捧ぐ〜the vault of heaven〜

午後のささやき

(〜前兆〜の元曲?)

seraph

NEIGHBORING

 

【Közi Topics】

・Köziさんはギター一本で着席しながら歌う弾き語りスタイル。でもエフェクター?を駆使して色々な音色を奏でてました。

・ペンダントはYu~ki伯爵のブランドの物ですかね?

・照明がとても凝ってました。

Honey Banity後あたりで初MC。その後もう一回くらいMCがありましたでしょうか。「赤いしとことKöziです」「髪も赤くしてきました(頭を触りながら)」「前座のKöziです。ま、メインはMoi dix Moisさんなので…」「Moi dix Moisみたいに漆黒はしないですけども」本人が言うならともかく、客が「前座!」などと呼んだのは失礼だと思ったので若干の怒りが

・ZIZの最新アルバム『十十』収録の1曲目、Köziソロ1st音源『KHAOS/KINEMA』の『KINEMA』の方に収録されている2曲目、とMALICE MIZER以降のKöziさんの歴史を一瞬で遡った後は、MALICE MIZER目黒鹿鳴館で頻繁にライブをやっていた頃(92~94年 ※著者私見)の音源である『memoire DX』の曲順に沿ったセトリに。まさしく~記憶をたどって~…

・6曲目、音源にはなっていない歌ですが曲調はアルバム『Voyage』の最後に収録されているインストゥルメンタル曲『~前兆~』っぽかったので、こういう表記に。ライブ後、Köziさんが上げたセトリに『前兆』とあったので、歌有りの方のタイトルはこれが正解なのかな?と。昔のセトリ*1を見ても「~」が付いてないタイトルだったようですし。

▼Köziさんが上げたセトリ

・『seraph』のイントロをギターで弾いた後ドリンクを飲んだKöziさん。自分で「イントロ中にドリンク飲むって」みたいにセルフ突っ込みw

・ラストはZIZのアルバム『NEIGHBORING CHAOSMOS』より「NEIGHBORING」。アルバムの最後に収録されている曲で、ZIZのライブでもトリを飾ることが多い(※著者私見)壮大な曲です。「何もかもがキセキ…」という歌詞を毎回噛み締めます。

・捌ける際、下手に待機していたスタッフさんに一礼。

 

Moi dix Mois

【Set List】

(なんかドラマティックなSE)

麗しき仮面の招待状

Neo Pessimist

unmoved

front et baiser

Solitude

真夜中に交わした約束

A Ghost Whispers*2

Beast side

 

(黄色いトレーナー?にオーバーオール姿のKAMIJOとスーツ姿のHitomi登場、それぞれ上手と下手の袖に控える)

Ange -D side holy wings-

 

(Köziギターを持って登場、KAMIJO&Hitomiも交えて)

N.p.s N.g.s

 

Moi dix Mois Topics】

・メンバーの衣装は黒系(毎度ざっくり)。Mana様はMmMのフリルのブラウス(青系)にフリルのノースリーブ(黒)、巻きスカート(黒)。リップは青色。

▼Mana様が上げたMoi dix Mois × Közi の皆さん

・スギヤンは『麗しき仮面の招待状』『真夜中に交わした約束』でアップライトベースを使用。なお、ドラムセットとアップライトベースは台上に有りました。

・SEは、Moi dix Moisの既存曲には無かったもの。打ち込み主体の曲調だったように思うのですが、これもMALICE MIZER目黒鹿鳴館で頻繁にライブをやっていた頃の曲なのかな?と。

・SEが流れる中、白い幕に浮かぶのはMoi dix Moisフロント4人が並ぶシルエット。そして、シルエットだけでもMana様が仮面(羽付きで棒で持つタイプ)とワイングラスを持っているのがわかりフロアは大熱狂。

・そしてそのままライブのサブタイトル「~麗しき鹿鳴館への招待状~ 」に因み、1曲目はMALICE MIZERの『麗しき仮面の招待状』へ。

MdMメンバーも仮面を着用(演奏時、Ryuxは首に下げスギヤンは着用したままだったような)。仮面はMana様の私物で、Ryuxは黒いカラスマスク、スギヤン&ハヤトゥンは目元のみのベネチアンマスクをチョイス。*3

・Mana様、客席へアイテムを投げまくり。まず持っていた仮面を投げ、ワイングラスに注がれた紙吹雪(金/銀)を客席に何度も撒き、手元から銀テープを放出。

・Sugiya先生が間奏で麗しきポーズを披露していた気がする。

・続けて『Neo Pessimist』へ。いつもならギターを弾くMana様ですが、この日は最初青い鞭を持ち客席を煽ってました。これもマリス時代の私物ですかね?Mana様からはほんのり甘い香りがしました。

・Sethが加入初ライブから使用していたMdMカスタム拡声器が今回で引退とのことで、敬意を込めてガン見してきました。トラメガはこの曲と『Beast Side』で使ってたと思います。

◀初代トラメガ君に敬礼。

・『麗しき仮面の招待状』~『front et baiser』辺りまで、特にフロアの圧縮が凄かった。Ryuxもマイクを通さずドスの聞いた叫びで客席を煽る煽る。

・『Solitude』後あたりでMC。今日は、KAMIJOさんやHitomiさんらMALICE MIZERのローディーが多数駆け付けたとか。そして6曲目は再びMALICE MIZERの『真夜中に交わした約束』。

・『Beast side』後、Sethの「KAMIJOとHitomiをステージに呼ぼう!」的な呼び込みにより、先ほどのMCでも名前が挙がった2人がステージに登場!…しかし2人ともいつものようなステージ衣装ではなく、KAMIJOは黄色いトレーナー+オーバーオール+軍手ミニオンコス(でもメイクはバッチリ)、Hitomiはネクタイもビシッと締めたスーツ(やっぱりメイクバッチリ)という出で立ち。「こっ、これはローディー時代の服装の再現ではないか!そのお姿で歌うんです⁉」と驚いていたら、2人ともマイクを手にするどころかサーっとステージ上手(KAMIJO)と下手(Hitomi)に移動し、そのまま片方の膝を付く姿勢で控えまして。

・そしてそのまま始まる『Ange~』。「えっボーカリスト2人出てきたけど歌わないの⁉︎本当にローディーとして控えてるだけ!?」という衝撃が大きかったです。特に上手の方は「10日程前に紅白で見た方だよね???」という意味での衝撃もプラスでw

・『Ange~』後、スタッフが下手にマイクスタンドをセッティング。そしてスペシャルゲストのKöziさんを呼び込み。Köziさんは上着を革ジャンに着替えており、あかうずくん(ギター)を携えて登場。

・Seth「最後に、このステージにいる全員で盛り上がろう!」的なMCで、脇に控えていた2名も立ち上がり、Köziさんも交えてMALICE MIZERの『N.p.s N.g.s』を演奏。

・ドラムを除くとステージ上は総勢7名!というわけで何処を見ていいか贅沢な悩みタイム。上手ではMana様とKAMIJOさんが絡む!下手ではKöziさんがギターで客席を打つ!あっスギヤンも後ろで同じポーズを!?センターではセスジさんが後ろからHitomiさんに抱き着いている!!?リューちゃんと客席がヴォイヴォイ叫ぶ!ダイゲー!ダイゲー!……等とわちゃわちゃしているうちに終了。

・ハヤトゥンが今日は髪を結んでないなーと思っていたのですが、立ち上がってドラム前で挨拶して、去っていく時のストレートヘアーの靡き方が綺麗でしたね…髪型にリスペクトを感じました。

 

Encore

au revoir(インスト)

【Encore Topics】

・オルヴォのイントロが流れる中、Mana様とKöziさん登場。でもKöziさん曰く「ただ出てきただけ」とかなんとかwいえいえ、挨拶は素晴らしいことでございます。

・先ほど下手に置かれたマイクスタンド前にKöziさん&斜め後ろのセンター~上手側のMana様の2人でまったりタイム。Köziさんの身長に対してマイクの位置が若干低そうで、伸ばして差し上げたいと思ったり思わなかったり。

・ちなみに、Köziさんが2年程前にお尻を骨折してからZIZギグで高ヒールの靴はあまり履いていない印象があったのですが、この日は久々に高い靴(ロッキンホース)でした。

・Köziさんが先ほどの再登場時に着ていた皮ジャン、東京に出てきた頃に上野のアメ横で買ったもので、更に背中のバフォメットのイラストはMana様が一発描きしたものだと。対談*4で言ってたヤーツだ!Kozi「物持ちいいでしょ」当時のサイズを今でも着こなせるのがまたお見事です。

・そして真面目な話になるとかでカンペ(スマホ)を取り出すKöziさん。…1992年10月31日、MALICE MIZERの1stライブを行ったのがここ目黒鹿鳴館。その後も結成1周年、2周年、初代ボーカルラストライブといった節目節目のライブも目黒鹿鳴館だった。演出上、血糊とかを使って会場を汚したりしてしまって申し訳なかった。でもちゃんと自分たちで掃除しました。Közi「今日もこの後雑巾がけします。…いや当時も雑巾がけはしてないか?」のように目黒鹿鳴館との思い出が語られます。

・マリスの歴史に話は戻り、初代ボーカル脱退後、1年弱の活動休止期間を挟んだMALICE MIZERですが1995年10月10日に「華麗なる復活劇」と称したライブを渋谷ON AIR WESTで行い活動再開しました、と。Közi「そして今年2024年の10月10日……」と告げたところでザワつく客席。

・客席「\ええ~~~っ!?/」Közi「ええーっ!!??(思いっきり後ろを振り向きながら)」いや言ったご本人が驚くんかーい!!とKöziさんのナイスリアクションにより緊張がほぐれた後、改めて「2024年10日10日、”華麗なる追憶劇”と称して渋谷のO-WEST*5でライブを行います!」と告知。

・ここで後ろからフリップを取り出してきて、掲げるMana様。そこに書かれていたのは…

10月10日

~華麗なる追憶劇~

O-WEST

Moi dix Mois × Közi …

にてお逢いしましょう^_-☆

の文字が。こちらはライブ後、フリップと同じ内容の紙が外看板に貼られておりました。しかも2枚w

・この辺りでもMana様、ワイングラスから紙吹雪をばら撒き最終的にグラスも客席に投げてました。

・最後はお二人連れ立ってステージから退場…すると思ったら、Mana様がステージ後方の鹿鳴館看板の脇に立って、両手で看板を掲げるようなポーズをとり、その後手をパタパタさせ看板をアピール。その後、今回もスギヤンのアップライトをノリノリで弾く(真似)。ご機嫌な様子にほっこりです。

・そしてお二人が去った後、流れていたオルヴォのインストが丁度サビ前の盛り上がるところだったので、DSVの時と同じくまたもや自然発生的に客席による大合唱が行われました。

・終演後は鹿鳴館のフロアが紙吹雪だらけになっておりました。そして帰宅してからもあちらこちらから紙吹雪が出てくる出てくるw

◀当日購入したメモリアルパンフと共に。

2024年1月に現在の場所から退去する予定だった目黒鹿鳴館ですが、ビルのオーナーからの提案で退去は1年程延期になったとのこと。ただ、自分が目黒鹿鳴館に行くのは現状これが最後かな、ということで…目黒鹿鳴館、これまでありがとうございました○┓ペコ