MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

電気式華憐音楽集団 1st & Last(?) LIVE Frantic LABO. Presents 『Gig Grimoire』at 横浜BLITZ

Rev.1(セトリとさわり)→Rev.2(だいたい完成)

活動開始から10年間、一度もライブをしたことがない電気式華憐音楽集団が10周年を記念してお祭り騒ぎ!
場所は横浜BLITZ
あの名曲達がライブで聴ける最後になるかもしれないチャンス!この歴史的なライブを見逃すな!
>公式HP(電気式華憐音楽集団 Official Web Site)より

華憐「10年間待たせたな!我々が電気式華憐音楽集団だ!」
【Set List】
1.B.M.S
2.expiate sin
3.Nekuraholic
(メンバー紹介)
4.Elder Things
5.斬撃よ!唸れ!咆哮の如く!
6.Distorted Pain
7.イノ血ノミズ
8.CHAIN
9.Endless Corridor
10.時果つる夢
11.Loveholic(華憐&arisa)
12.Mebius(同上)
13.Raison d'etre
14.Sudden Death R99
15.機械人形 -demo-
(楽器隊ソロ)
16.White Wedding
17.聖〜ひじり〜
18.I pray
19.櫻舞う


en1.サクラチル
(Dangタクロースからプレゼント)
en2.Vampire(Gt Dang,Dr 上田メタヲにパートチェンジ)
en3.W.M.S
en4.まじげっちゅー(Bonus Track)



10年活動してきて初ライブが横ブリで、しかもチケットが前売りでSold Outという満を持して開催されるデンカレ初ライブに
幸運にも当選したので行って参りました。
余談ですが横ブリ、初めて行きましたが複数の駅が近くてロッカーもそこかしこにあって中にもあって(入場後にしか使えないけど)、
隣のゲーセンにはフードコートやプリクラがあるというなかなか良い条件のライブハウスと思います。


集団の中の方達は、USTREAMに何回か出演されてた式さん(Gt)と
その番組にちょっと顔を出していたDangさん(エグゼクティブ雑用係=本人Twitterより)以外は
謎のヴェールに包まれている方達なので、どんな出で立ちで出てくるのか楽しみでありました。
紙袋被って出てきて、んで息が出来ないよってことで口の位置を探したりするんじゃないかとか妄想してましたが
結果、モーツァルトのレクイエムをBGMに一人一人出てきたメンバーはたぶん仮面を被っていたものの、
その後華憐さんが冒頭のMCと共に出てきた頃には取って演奏していたような気がします。
(以下、フロア後方に居たので細かい点はあやふや)


【メンバー】
華憐さん(Vo)は赤盤のジャケットのような衣装で、黒髪(右に赤メッシュ入り)を上の方で括ってて(エヴァのアスカみたいな感じ?)ノースリーブでかつ赤いミニスカート。
電気式音楽集(赤盤)

電気式音楽集(赤盤)

以下メンバーは各々異なるTシャツ着用で、まずデンカレのメインコンポーザー電気さん(下手Gt)は前髪パッツンの長髪。
なんか陰陽座にいそうな印象(見たことないけど)。
式さん(上手Gt)はUstで見たまんまの、私が想像するメタラーさんといった感じの長髪。
Gakuさん(Ba)はセンター分けの茶髪かつ長髪。ほんのりビジュアル系にいそうな雰囲気。
個人的にLaputaのKouichiさんとかCreature CreatureShinobuさんとかに似てると思う。
ということで弦楽器隊皆さん長髪です。濃いぃ。
集さん(Dr、下手後方)は多分帽子被ってて、音さん(Key、上手後方)は短髪で華奢な感じかなと。バンドマンてみんな細いね!
さて自分は下手方向にいたのですが、なんとなくこの光景にデジャブが…そう、4月あたりに…まぁ、それは置いといて。


ステージはアンプがいっぱい置いてあったり、前や中央後ろに幾つかお立ち台的なものがあったようで
そこに上るとメンバーがよく見えたりとで色々と賑やかでした。(主に式さんがギターソロ弾くときに使ってた)
ドラムとキーボードは割と高い所にあったので集さん音さんはプレイがよく見えましたね。
ただ音さんはいつもいたわけではなく、曲毎に出たり出なかったりしてたようです。


本編始まると、いや始まる前からあちこちで歓声が上がったりと
男性はやはりパワーがあるなぁと改めて思いました。普段行くのは女性ばっかのトコなので。
でも女性エリアから「華憐様−!」と声援が飛んだり、男性に負けじと前の方で暴れてたりと
女性ファンも頑張ってたのではないでしょうか。数にして2〜3割くらい?
私?押しも全くない1F後方でフリーダムにノっておりました。


予想してたセトリはメタル曲と電波曲(明るい曲)を半々くらい設けてて
「Nekuraholic」あたりでガラッと空気を変えてくるのかなと思ってましたが、
実際は「Nekuraholic」の冒頭部分(恋しちゃったの 呪術的!のあたりまで)はバッサリ切って
ほとんどメタル曲で攻めてきましたが、これは嬉しい誤算。
これに「天使の褥」が加われば個人的に最強でした。I prayの前後くらいの曲順で。


楽器隊ソロでは式さんのギターソロが割と長かったように思います。
上手行って弾きーの、下手行って弾きーのとご満悦な様子。
あとはコミカルな印象の集さんは色々なドラムパターンで会場とコミュニケーション(リズムに合わせて掛け声)、たまにフェイントを挟む。


その後は背景が「電気式音楽集II」(ツイッターで白盤とつぶやいたけどそんなものは無かった)のジャケットに替わり、
そのジャケットと同じようなウエディングドレス風衣装の華憐さん登場。
電気式音楽集II

電気式音楽集II

そのままre:charge版「White Wedding」に突入。この流れイイネ!
観客のテンションも上がったのか「可愛い−!」とか「結婚してくれー!」とか挙がるのはとても微笑ましい事ですが
中には「踏んでくださいー!」「罵ってくださいー!」とか被虐的な声が…ここは変態の多いライブハウスですね。


本編最後の「櫻舞う」では桃銀テープが広いフロアに舞い上がり、とてもキラキラして綺麗な光景でした。


咲いた桜は舞い、やがて散るもの…
それまでのメタルなステージングとは打って変わり、音さんのピアノと華憐さんのボーカルだけで
アンコール「サクラチル」は演奏されました。
華憐的音楽集(青盤)

華憐的音楽集(青盤)

またもや背景が「青盤」のジャケットに替わり、華憐さんの衣装もそれに準じてましたがウエディングドレスももっと見たかったですよ!
しんみりとした、でも暗くはないいい塩梅の中他のメンバーも再登場しさぁ次の曲…
に移ろうとした時、ステージを彷徨く怪しいサンタが。
しかし華憐さんは気づかず「華憐!後ろ!後ろ−!」のお約束状態です。


「電気、式、華憐、音、楽、集…Dang!!」ということで最後のメンバーDangさんこと
Dangタクロースが登場し、プレゼントをくれるそうです。チケットの半券で当たった3名に。
半券を抽選箱から弾いたのは電気・式・華憐の3名で
一つはメンバー全員のサイン入り集さんが今使ってるバスドラムのヘッド、
一つはメンバー全員のサイン入り白箱・黒箱セット。もちろん持っておられたので「観賞用に!」とのこと。
そして最後の一つはスタジオから持ってきた華憐さんのギター「Jackson StarsのRandy V」(wikipedia参照)、メンバー全員の(ry。
華憐さんが「聞いてない…」とポツリ漏らしておりました。


サンタ服と帽子を脱ぎTシャツになったDangさんのギターの腕前を披露すべく>華憐さん曰く「夜な夜な泣きながら練習していた」
メタリカのバッテリーという曲(らしい)が演奏され始めてすぐに…
ドラムの集さんが立ち上がり階段を下り、前の方に倒れ込む。
「かまぼこの…えっ唐揚げの呪い!?」だか何だかよく分かりませんがとにかくドラムが叩けなくなったらしいので
衛生兵!衛生兵ーー!なスタッフにおぶられて集さん退場。
さてどうするドラム…となったところに、セットにうごめく怪しい人影。
な、なんとデンカレCDのジャケットを手がけた上田メタヲさんがドラムを叩くそうです!
(ここまで茶番>華憐さん談)


というわけでデンカレの「育ての母」上田さんと、あと多分上手にいたと思うDangさんを含め「Vampire」を演奏。
いやぁドラムも叩けるゲームメーカー社員(で、良いのかしら)とギターが弾けるエグゼクティブな雑用係とは
本職以外の方々もアツいですね。上田さんの叩きぷりはとてもパワフルでした。


復活した集さんを加え「W.M.S」。曲の中頃と最後は音さんのピアノが静かにしっかりと締めてました。
これ以外にも「Distorted Pain」「Endless Corridor」「I pray」などでは
ピアノが冴える曲が幾つかありまして、良いアクセント。


ラストはDangさんや、華憐さんとのデュエット曲を披露したarisaさん(電気さんプロデュース)などが再登場し、
音さんもポータブルな赤いキーボードを抱え「まじげっちゅー」
ステージも観客も皆で「げっちゅーげっちゅーまじげっちゅー!」は素晴らしい光景でした。カオス。


電気さん式さんGakuさんがピックばらまきーの、集さんがスティック投げーのとプレゼント大会。
こういう時は後ろはちと寂しいものです。
さっきの桃銀テープも飛んできたものの、私の頭上からは逸れてしまいました。
最後に華憐さんからの「次は20周年で!」(20年後だったかも)と驚きの発言で初めてのデンカレライブは幕を閉じました。


10年目で初顔出し・初ライブという観客の期待感もさることながら、楽しそうに演奏するメンバーと、
(多少の歌詞間違いはあれど)早く激しい曲を歌いこなす華憐さんのパワーに満ちあふれた、良いライブでございました。