MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

Le dixième anniversaire Live 2011〜2012 哲学の破片 〜第二章 忘却の饗宴〜 at Shibuya O-WEST

Rev.1(セトリと衣装メモ)→Rev.2(本編ラストまで)→Rev.3(アンコまで)


【Set List】
今回曲順が怪しい…
1.Dead Scape
2.S-conscious(MALICE MIZER
3.unmoved
4.Last Temptation
5.Witchcraft
6.Sanctum Regnum
7.The SECT
(MC)
8.vestige
9.Pendulum
10.Metaphysical
11.Night Breed
12.Immortal Madness(X-time)
13.deus ex machina
14.Divine Place
15.the Prophet
16.Ange -D side holy wings-


en1.My way(Sex Pistols
en2.can't take my eyes off you
SE.威風堂々



【メンバーの衣装】
ほぼ時刻通りに客電が落ち、下手の袖から青い十字架が光るのが見える。
「おっ最初はMana様のお出ましか!」と歩み出る姿を心待ちにしていると…
ん、青い?……いや、あれ、み、!!?髪から唇から服からエメラルドの輝きが!!
呆気に取られているうちに他メンバーが続々と登場しましたが…おお、今回も新しい衣装だ…と。
哲学の破片シリーズは毎回衣装が違ってます、今のところ。


概要は上の絵を参照下され(そのうちちゃんとスキャン予定)。
Sugiyaの髪の毛が全体的に赤かった(注:地毛)。
K兄ちゃんの立ててた髪が黒だったか赤だったか忘れたので、間違ってたらしれっと直すと思います。

【Topics(前半)】

  • というわけでMana様が緑だったことに衝撃を受けてるうちに始まったのが「Dead Scape」。

最初から攻めてるな!と思っていたら次はMALICE MIZERの「S-conscions」!
えっSコンて全体的にどうやってノればいいんだー当時のライブ行ったことないし最近DVD観てないしーとか一人で少々混乱してましたが
バンド風にアレンジされてて音的にはほとんど違和感がありませんでした。当たり前だけど作曲者一緒だしね。
間奏で立て膝状態のSethが声を吐息を絞り出してたのが官能的。

  • そのまま一気に「unmoved」まで攻め立てて少々のMCを挟み、ミディアムテンポだけど静かなわけではない「Last Temptation」「Witchcraft」が並ぶ。
  • 「Sanctum Regnum」はSethのdixポーズ講座に続き、Kがシャウト講座の担当。

とてもドスの効いた声で「d−!iーー!xーーー!dixーーー!!」と指導してくださいました。

  • 「The SECT」ではSugiyaの「転調部でベースが凄いことをやっている(Mana様談)」のベースプレイを

やっとまじまじと目撃できました、音的には未だに細かいところを聞き取れてませんが。
よく分かってないなりにイコライザ(音声信号の周波数特性を変更する音響機器:wikipedia参照)いじったりしたけど。
…なんかピアノの演奏を観ているような一時でした。速弾きというよりは、連打といっていいような。



【MC】

  • Mana様の

Seth「またびっくりしたもんね」K「金の次は緑ですか!?と」
Mana様がSethに耳打ち…「これもウイッグではない!だそうです」
ちなみにこれ打ってる時ATOKが「ウイッグではない!」の予測変換を叩き出しました。

  • メンバーから一言

Hayato
「みんな楽しんでますかー!?…楽しそうやな、俺も混ぜてほしいなぁ(笑)」
会場全体で楽しんでますよ(多分)!だからHayatoももちろん混ざってるよ!みたいな気持ちになった。
・Sugiya
「はい、こんばんわ。えー…」
マイペースSugiyaに対して指導員Kから「もっと声を張って!!(ジェスチャー付き)」と文字通り指導が入る。
「こんばんわ(ちょっとボリュームUP)。みなさん漆黒してますか?心の底から漆黒ですか?」
…それって腹黒って言うので(ry
「今年はそういえば蘊蓄を語っていませんでし「来年!来年!(Seth)」ン、ンンッ!(咳払い)
・K
「お気づきの方もいるかと思いますが、新しい相棒ができました」と言って、新ギターを抱える。
確かに開演前にローディーさんが音チェックしてる時に気づきましたが、赤い!(形は一緒)
今回のMana様カラー:エメラルドに対しルビーのような発色です。
まるでポケモンのような組み合わせ…と思ったらあちらはルビーとサファイアだった。
まぁ事実Mana様が発案したとか。
既存ギターがLe Monstre Sanglant=血塗られた怪物なのでこれ以上血塗られるかどうかネーミングが気になるところです。
・Seth
詳しくは忘れたけど「髪が真っ赤になるまで云々」と髪に触れていたと思います。
黒の中のメッシュとかではなく、今回はほぼ赤のみでした。
そしてArtほにゃららさんの時にも思ったんですが、後ろ髪はお尻のあたりまであります。
・Mana
上手に佇むMana様にSethが「無礼講と言うことで、一つコメントを…」と語り掛け
センターに引っ張ってくる。マイクを手渡されるMana様。何故か人のいない下手。
「お前ら盛り上がってるかー!今日は無礼講だ!RockだぜBaby!!」とドスの効いたお声でした。
そしてもう一回「RockだぜBaby!」と一回転してました、手を広げて。
その後ひょっこり下手にKが再登場してると、ちゃっかり定位置に戻っているMana様。
Sethにその素早さを突っ込まれてました。

  • 哲学の破片シリーズ告知

・既に告知済み第三章「異相領域」2/26(sun)と、初告知「第四章 十周年 生誕典礼祭」3/24(sat)が開催予定。
場所はどちらも恵比寿LIQUID ROOM。
「異相領域」はGuestにALI PROJECTが参戦。
しかしアリプロはここ数年でホールで公演するようになり規模が大きくなったと認識しているので、
ハコの大きさが適切かどうか少々気になりました…まぁいらぬ心配ですかね。やってみないと分かんないし…なんて言ったらイベンターはいらないか。
そして第四章Mana様誕生日ライブの告知!
てっきりMana様誕生日で哲学の破片シリーズは終了すると思っていたのですが、最終章とは銘打たれてないのでまだまだ続くってことで良いでしょうか。



【Topics(後半戦)】

  • 現メンバーでは初めての演奏曲、今回は「vestige」です。特にキー変更などはありませんでしたが

ギターが2本になったので旋律がハモっていた…ような。

  • 「Pendulum」冒頭あたりでSethが絵画のようにドラムセットの台に寛ぐように横座りし、

足を伸ばしていました。そしてドレスの膨らんだ線を表すかのように手を翳す。
2番あたりでSethがMana様の方に寄っていき、上手が暗黒劇場状態(何のこっちゃ)。
今回はMana様もフリしてました。2番が終わる頃にはKの方に移動し、お互い背中を預ける。

  • 「Immortal Madness」、今回はメンバーの名前をそれぞれコール!!+αでディストも。

Hayatoは立ち上がり、Sugiyaは前に出てきて耳に手を当て、Kはセンターで地声で「叫べーーー!」と
各々コールを身体で受け止めていたようでした。

  • deus ex machina」がいつもと異なりこのラスト前の一盛り上がりの位置に来て個人的にペース配分を間違えた感あり。

Mana様がモニターより前に出てきて、ガッと柵に片足を掛け大股で演奏。
薄いチュールの下は短パンに網タイツなので、太腿が露わになってしまっております。
マナサンタのミニスカの時は恥ずかしいと言ってたのに大胆ですね!と言いたいところですが
女子におけるミニスカと短パンの間には大きな壁が横たわってるってことと同じ、みたいなもんでしょうか。

  • その後「Divine Place」でワンクッション置いたあと「the Prophet」、そして本編ラストの「Ange -D side holy wings-」で

またテンションを上げて来たと思いますが今回この辺の流れの記憶があまりありません、machinaの仕業です。
「Ange」では全体的によく位置が移るのでマイクのある定位置に戻れないことがしばしばあるKですが
今回はシャウトの部分をSethのマイクで叫んでました。



【encore】
スタッフがモニターの紙を張り替えていた(たぶん歌詞?)


最初に出てきたのはMana様!口元をユニオンジャック柄のバンダナで覆い、黒Tシャツに青いちゃんちゃんこを羽織り、
青と銀の縞模様のドラムスティックを持参し、そのままドラムセットへ着席。
次に登場したのはHayato!半袖Tシャツに着替え上手に移動しギターを担ぐ。こ、この編成は…
続いてSugi…ん、いや、なんだ、ただの昭和の酔っ払いか。
瓶底メガネにYシャツ姿で、バンダナのようにネクタイを頭に巻いています。しっかりお土産も持参で。
もしや残りの二人も…と思いましたがKは首元が広く開いたユニオンジャック柄の半袖Tシャツに
ご友人作成のペンダント着用、
赤地にdixと書かれた旗を持参したSethも首元が広く開いた長袖(たぶん)Tシャツに、
本編から引き続きMmMの赤ジュエル十字架ペンダント…と
いい感じにカジュアルな服装(私服?)でネタに走ったのはSugiyaだけだった模様。
ボスの指示かもしれませんが、どうしてこうなった。
しかし余談ですが、先日中古屋に出向いたときVan○llaのCDジャケットにメンバーがいたのですが
黒子の方がいるべき位置に、馬(被り物)がいました。
すみません、どうやら馬さん=黒子さんではないみたいです
前回とかそれ以前の忘年会でもトナカイの被り物着用でしたし、このあたりは中の方も
張り切って取り組んでおられると思って間違いないのではないでしょうか?(一応疑問系)
Mana様の青ちゃんちゃんこやバンダナ、Sugiyaの瓶底メガネはDis inferno vol.5で既出の懐かしアイテムですな。
ちゃんちゃんこはマリス時代から頻出してるけど)


Kが出頭にジャックダニエル瓶から飲んだ茶色の液体を噴出してましたが、
うまく霧にならず、水滴のまま前方の客に掛かってしまいバツの悪そうな表情で
手を合わせて何回か誤っておりました。あと水溜りできてた。
飲みきれなかった分が口からも零れておりましたが、なんか逆にワイルドビーストっぽい…。
そんなこんなでMana様ドラム、Hayatoギターにパートチェンジして始まったのが
Sex Pistolsの「My Way」。
iphone4Sに限らずAUのCMで流れてる曲ですね。だからユニオンジャック柄か。
ここぞとばかりにSethはHayatoに絡みまくり、Sugiyaも瓶底メガネを外し演奏。
あれ、ネクタイ巻いてるのにちょっとかっこい(ry
曲終わりにはMana様がスティックを盛大に頭上に放り投げる。
Kあたりからこの曲を演奏した経緯について説明があり「CMを見てボスのPUNK魂に火がついた」とか何とか。
「飲め!」とばかりにジャックダニエル瓶をMana様から手渡されSethがラッパ飲み。
一応中身はウーロン茶とのこと(Mana様Blogより)
ちなみにKの持ってた瓶の中身もアルコール臭しなかったし、たぶん一緒だと思われます。


どこからか運び込まれた小道具の中、Hayatoはミニ太鼓、Sugiyaがマラカス、Kがタンバリンをチョイス。
狙ったのか、偶然なのか不明ですが去年のイブと一緒です。Hayatoの太鼓をSugiyaがマラカスで叩いてじゃれあってました。
ラストは2年ぶりの「君の瞳に恋してる(邦題)」で
気がつくといつも飛んでいる巨大風船をステージと客席で打ち合い!
Mana様がジャンプして打ったり蹴ったりアクティブです(そしてBlogで謝罪)。
そして本人も「巨大風船がトラウマ」と仰ってましたが今回もやたらK目掛けて巨大風船が飛んできます。
真上から頭目掛けて垂直落下したのにはミラクルを感じました。
Mana様は上手と下手のお立ち台から赤い紙テープをばら撒き、1番はSethが歌い、2番はタンバリンをSethに渡してKが歌唱。いい声。
このあたりで前に出てきたKの手に触れましたが、大きかったですねー。


巨大風船の動きがひと段落したところで、Kが締めの挨拶を。
「今年は楽しい…ことだけじゃなく色々なことがありましたが、2012年もMoi dix Mois
この5人で頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!」てな感じの力強いお言葉。
最後は5人手を取り合って、おなじみの「un!deux!trois!di〜〜〜x!!」ジャンプで〆。

【総括】
Sethが調子良かった!
基本的に安定していると思いますが、ここんとこは歌詞が飛んだり高音部で調子悪かったりと
要所要所で不穏な空気が拭えませんでしたが
今回危なげな点はほとんどなく、お肌の調子も良さそうでノースリーブが似合ってて
ちょくちょく笑顔で、大変良い塩梅であったと思います。


今までMALICE MIZERの曲を触りだけ演奏することはあっても、
丸々一曲演奏したのは今回が初めてでしたね、Moi dix Moisという形態で。
最初の忘年会のバロックも、ナイスミドルも、昨年の再会の血と薔薇〜ズも同様ですが
Mana様がいようがオリジナルメンバーがいようが彼らがマリスと名乗らない以上
自分の中ではバッサリ別物なので(感慨深さとかはもちろんありますが)、
今回もあぁカバーだなって感じで、すんなりと。
でも「deus ex machina」みたいな感じでギターがザクザク・ドラムがズドンズドン(語彙が貧弱)と
縦ノリ風にアレンジされてた、くらいしか覚えがない。とほほ。


Mana様から香水の良い香りがした。


来年もこの5人の活躍を期待しています!

書き方を依然模索中です。