MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

哲学の破片第五章 深遠なる聖域 Deep Sanctuary3 at 赤坂BLITZ

(Rev.1 とりあえずセトリ)→(Rev.2 ざっくりZIZまで)→(Rev.2.5 MdM MC途中まで)→(Rev.2.8 まだ途中)→(Rev.3.5 ダイゲー直前まで)→(Rev.4 大体終わり)

昨年八月の序章から始まったMoi dix Mois十周年記念ライブシリーズ"哲学の破片(かけら)"も
早一年が過ぎ、第五章までやってきました。



開演直前に(珍しく)アナウンス有り。
携帯電話は電源OFFに、撮影した場合はデータ消去の上退場、そして本日の公演が映像化される可能性があるとのこと。
MdMのScars of Sabbath公演@渋谷AX(1stDVD撮影)を思い出します。何故かライブレポ書いてないけど。


【ZIZ Setlist】
SE.O.................................................................................
1.RayD5.................................................................................
2.ill.................................................................................
3.Besque.................................................................................
4.Kosmostill.................................................................................
5.新曲1.................................................................................
6.Night Creature.................................................................................
7.新曲2.................................................................................
8.With Fu.................................................................................
9.Sanityman.................................................................................
10.Super Naked Disko.................................................................................


【ZIZ Topics】
・まずはKoziバンドZIZが先行で登場。
90cm(某ドラマー情報)のドラムセットに上り、緑のライトセーバーを振り回すジーチャー。高い!
なおドラムセットには横からの他に、正面にも階段が数段付いていてフロントマンがよく上ってました。
スギヤン髪赤い!染め直した!
Koziさん、写真がプリントされたような(と思ったけどKoziinfo見たら模様の面積が多いのかな)パーカー+短パンという
ゆるい恰好にハードな編み上げブーツというなんともミスマッチな組み合わせです。
というかこないだのクロスワード的パーカーもそうなんですが超部屋着的雰囲気で、TDCの衣装よりこちらの方がよっぽどパジャマっぽい。
Jiroちゃんの金髪つけ毛パーマも復活し、メンバーのシルエットはだいたい7月のツアーファイナルと同じ感じでした。


・Kozi「始めましての方もこんばんわ、ZIZです」
・新曲は2曲とも、ジーチャーの鋭い4つ打ちとスギヤンのベンベケ速弾きが共通していた(特に2曲目の指使いが凄かった)ような。
1曲目は短調で哀愁漂ってるけど、ピコピコいっててリズミカル。
自分が'90年代(といっても小室サウンドが流行る以前の90〜92年頃?)と称した"With Fu"より遡って'80年代のイメージが浮かびました。
「I See,I See,」とか何とか歌ってたのはこっちでしたっけ?
2曲目は長調で、ユガミシンセが響き渡るKosmostillに似た壮大な感じ。歌がJiroちゃんと掛け合ってた気がします。
ということでおそらく新曲1がKoziさん、新曲2がYUGAMIさん作曲だと思いますがいい意味で裏切られるのもまた一興。
・そういや私の周りでは"Kosmostill"が一番人気な印象です。私は"Besque"が好きなんですけど(もういいって)。


・"Night Creature"のイントロでSugiya先生にスポットライトが当たる。ビバ見せ場。
・"Super Naked Disko"では毎度お馴染みドラムを放棄(本人談)するドラマー・ジーチャー。
縦横無尽に動き回り、OPで持ってきたライトセーバー(緑)を振り回す。
・Koziさんはほとんどギターを持たず、膝を付くなどいつもよりアグレッシブに動き歌ってました。
・Kozi「お付き合いいただきありがとうございました」


Moi dix Mois Setlist】
SE.En Lumière.................................................................................
1.Dialogue Symphonie.................................................................................
2.front et baiser.................................................................................
3.Solitude.................................................................................
4.the Prophet.................................................................................
5.Invite to Immorality.................................................................................
6.Nocturnal Romance.................................................................................
(MC ※後述)
7.La dix croix.................................................................................
8.Pendulum.................................................................................
9.Immortal Madness >「DS3!」.................................................................................
10.Dead Scape.................................................................................
11.Ange 〜D side holy wings〜.................................................................................
12.Je l'aime.................................................................................
SE.En Lumière.................................................................................


Moi dix Mois Topics(1)】
・衣装は三月の生誕典礼祭と同じようなシルエットですが、
素材が違ってるのか(ラメ入り?)キラキラしています。あとフリフリ。
・Mana様・Kの髪は黒かった。Hayatoが金髪モヒカン、SethとSugiyaが赤。
スギヤンの髪型はさっきと一緒。Mana様のギターはギプス(赤LED)。
・神々しい"En Lumière"が流れ幕が上がると既にメンバーが位置についていました。
セリフの後、"Dialogue Symphonie"へ突入…と思ってたらステージ後方で真っ赤な炎が噴き出す!
炎の特攻は久しぶりではないでしょうか(XANADU以来)?
・曲が終わるとバックにMdMの巨大魔法陣がスルスルっと降りてくる。最初からあると燃えるからか。
Seth「我々が…Moi dix Moisだーーーー!!」
・「今宵、闇の宴」"front et baiser"!大好きな曲です。
・その後CD"Reprise"の流れに沿って初期からの曲を演奏。過去と現在が交錯したような不思議な感情に襲われる。
昔はやたらヘドバンしてたなぁ…と思い出しつつもより多めに首を振ってみた(そして翌日筋肉痛)。


【MC】
・K「赤坂………楽しんでるかーーー!?」
客「いえーい!」
Mana様「…(声が小さいということでお馴染み"哀"のポーズ)」
とMana様がご納得いただけるまで3回くらい声出し。
その間Sethがせっせとトートを肩にかけつつ、バインダーを手に取り告知。
Mana様は舞台袖にはけて行く。

新グッズとして2種類のトートが登場、Seth(黒赤)とトートを掛けて出てきたMana様(青白)が寄り添う。
ちなみに終演後にはもう両方売り切れてましたが早速Midi:Nette Shopで再販される模様。どんどん売り出すべし。
下手でもKとSugiyaが寄り添う(2人とも同じ黒赤のトートですけどね)。
そして哲学の破片シリーズの写真や"Reprise"のメンバー全員による曲解説が乗っているPhilosophy2紹介の際は、
じわじわと前に進み出たデキる執事Sugiyaがトートから取り出して紹介。A4も入るよってことで。横向きにくるくる回転。
KとSugiyaで写真集の中身を見ながら指差したりして(以下略)
Mana様のギター「jeune fille」も入るよ!>ただし縦に
また、まーティンタオルでMana様が汗を拭き、
客席に投げたー!!と思ったら前回より長いゴムの長さで手元に戻ってきたーーー!!
2年前のDS2よりパワーアップしておられた件。
客席&メンバーから笑いが起きてボス、してやったりの笑み(を浮かべていた気がする)。
ということで過去のMCのネタがちょいちょい出てきます。ウケが良かったんでしょうか。

  • 哲学の破片シリーズ LiveDVD発売予定

この第五章の映像をメインに、昨年から展開してきたこれまでの哲学の破片の各ライブの映像を織り交ぜるようです。
DIXANADU Europe Tour 2007以来、約5年ぶりの映像作品!嬉しいですね。
まぁ序章からカメラ回してたのでそんな予感は
先日、久々にこのDVDを見たとき「あぁ…この頃はこの曲とかあの曲とかやってなかったんだなぁ」と
積み重ねてきた時の重さをひしひしと感じました。
より進化したMoi dix Moisを楽しめること請け合いでしょう。
あ、忘年会で瓶底眼鏡博士による先取り的映像解説とかないですかね?
…duoだから難しいか。

  • Deep Sanctuary3 at 大阪

Yu〜kiちゃん伯爵も出演!11月開催とのこと。
日付等は発表されてなかったので調整中の模様です。

  • Dis inferno vol.X(10)

毎年恒例の忘年会!日時は12/29(sat)、場所は渋谷duo MUSIC EXCHANGE
こっちは押さえてあるんですねー。
もう10回目ですか。記念すべきdix回目ということで、何が飛び出すやら。
もしくは近年ピンクだったり緑だったり七変化を遂げているボスが何色になるやら。
…次は黄色とかどうでしょう。

  • Mana様自叙伝

Mana様がゲームハードに関するコラム「郷愁なるGame inferno」を毎月連載している
ゲームラボという雑誌を出している三才ブックスから
2012年12月発売予定、予定価格は2,800円、B5版変形(左記フライヤーより)。へ、変形?
DS3にあたり独白で"個人的な、ちょっとした重大発表"をするということで
「重大発表」という単語に身構えてしまうのはこの業界のファンの常だとは思いますが
"ちょっとした"って付いてるから音楽活動の根本を揺るがすようなことではないだろうし、
個人的なということでゴスロリバイブルのまとめ本みたいのなのかな、とも考えましたが
マリスの頃から出てるから10周年を記念してとは関係ないだろうし、
MmMの写真集は"Magnifique"(2004年発売)がもうあるし、MdMの写真集…はPhilosophyがだいたいそんな感じだし…と
ちっとも予想できないまま発表に至るまでのSethの一つ一つのフレーズを戦々恐々としながら聞いていましたが、
思いもよらなかった"自叙伝"という発表にしばし面喰ってました。


というのも世間一般の自叙伝に良いイメージがなくてですね(暴露話的な意味で)。えぇある意味トラウマと怒りが。
これまで行動と音楽で示してきて、ミステリアスを売りにしている(そして自分でもそれを把握している)
ボスには余計な暴露話とかしてほしくないですね、って
自叙伝そのものは本来そういったネガティブなイメージを含んでいないはずなのに…
ということでフツ―の自叙伝を書いていただければ。
あっ写真は撮りおろしもあるということで表紙はEGLを希望いたします。


Moi dix Mois Topics(2)】
・このあたりでMana様がギターをラズリンにチェンジ。
・"Immortal Madness"は「DS3!」。言いやすいワードと言いにくいワードがありますが今回は後者です。
・Seth「そんな小さい声では楽屋にいるYu〜ki伯爵には届かないぞー!
伯爵がチョコを食べている手を止めるくらい、大きな声で叫べーー!!」>今年は棺じゃないのかw
その横ではヒョイパクヒョイパクと左右の手でひっきりなしにチョコを食べる(動作の)K、そして後ろで何かを摘んでみた?動作のSugiya。
ステージ前方ではSethとSugiyaが煽り、後方では階段上のドラムセット両脇に立って会場全体を見渡す長身組のMana様とK。
・Sethの「おーとーこーどーもー!!」の煽りが良い。お嬢さん方・2Fも煽る。
・温まった会場、"Dead Scape"冒頭でSugiya先生の煽りとプレイにより更にヒートアップ。ビバ見せ場part2。
Deep SanctuaryシリーズのMVPは間違いなく彼だ。
間奏のMana様とのソロで並び立った2人の背景に照明のために組まれた鉄骨が(自分の視界に)飛び込んできて、天井が高いこともあって絵になるなぁと。
・Seth、Mana様、Sugiyaがどこかしらで回転していたような。
・ラストは"Je l'aime"。Sethが「さぁ皆、手を(伸ばして…)」と歌詞の内容に没入させてくれるような出だしでした。
・En Lumièreが流れる中、一人一人センターで礼をして退場。


【破誡の果て〜ズ Setlist】(Vo.&Gt.Kozi、Gt.Mana、Ba.Yu〜ki、Dr.Support Hayato
1.破誡の果て
2.N.p.s N.g.s


SE.真夜中に交わした約束(インスト)


えーと幕が開くときに"破誡の果て"のイントロが流れていたんでしたっけ?(すでに曖昧)
中央に赤いチェックの布を纏ったKoziさん、
上手に青ブラウス(照明の関係か黒に見えたけど)に黒オーバースカートを履いたMana様。
ブラウスのボタンを一つ外して付けてたネックレスはMmMのM+CROIXネックレス(NE)か。
そして下手には帽子を被って髭を生やし、自身のブランド"Mother of Life"のアクセサリー等ペンダントを幾重にも巻きつけ、
黒いブラウスに黒いロングベストを着こんだYu〜kiちゃん!!!2年ぶり!
それぞれZIZツイッタ―に上がっていた通り当時の楽器を携えて立っていました。
ドラム台には前回と同じくMdMHayato


そして3人が一斉に弾き鳴らす"破誡の果て"。
「半音で移調したりetc…」とMana様がBlogで語っていたのでこの曲もやるかも?と思いましたが
「でも合唱曲だしKoziさん歌うところ無いんじゃ」ってことであっさり候補から外してたんですよね。
しかしKoziさん、聖堂ライブでKlahaさんが語ってたセリフを呟いてたり、
時には合唱に乗せるように歌ってました。Koziさん独特の浮遊感と共に。
押し寄せる音の洪水の中、「伯爵をこんな真正面から見るのは初めてだなぁ…」とその眼力にしばし目を奪われたり。
渋みの増した壮年の男性の顔、マジジョニーデップでした。


熱狂の中曲が終わり、Kozi「こんばんは。再会の血と薔薇〜ズ改め、破誡の果て〜ズです。
メンバー紹介をします。まずはギターのMana様!ベースのYu〜kiちゃん伯爵!!」
ここんとこMana様とKoziさんがYu〜ki"ちゃん伯爵"ってずっと言ってますけど、メンバー間で流行ったんでしょうかw
Kozi「ドラムにモワディスのHayato君、そしてKoziです。
え〜2年ぶりですかね?ま、今日はYu〜kiちゃんを見に来ているということで、何か一言」
Yu〜ki「皆さんお久しぶりです!」
伯爵喋ったー!相変わらずちょっと高めのあのお声!>あっ今回はプルプルしてるか見るの忘れた
Yu〜ki「え〜今日はManaちゃんに呼んでもらって、またこうしてみんなの前に来ることができました。
Manaちゃん、呼んでくれてありがとう」
Mana「(コクリ)」
Kozi「2年ぶりにね、Yu〜kiちゃんは高いステージから降りてきたからね」
Yu〜ki「この辺の(手で位置を示して)、高い所からね」
Kozi「…次は2年後かな?」>2か月後のお、大阪…
Kozi「と、こんな感じですが…長い?(とMana様の方を見る。Mana様のリアクションは忘れた)。では次で最後の曲です」
客「\ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!/」
Kozi「『えーっ』じゃない!(ビシィ)」…なんだか2001年AX初日のKlahaさんぽかった。


Kozi「No pains,No gains…」とあのイントロで一気に火がつく会場。
この選曲については個人的に、一度ナイスミドルで演奏してたってのと、3期贔屓なのでそっちの曲が聞きたかったなーってのがありましたが
今回はYu〜kiちゃんも一緒に楽しもう!という気概で臨みました。
1番から早速Mana様が下手にやってきてYu〜kiちゃんと背中合わせになって演奏!
お互いに背中を預けあうその姿が眩しい。お二方ともいい表情。
そんな感じで揉みくちゃになり今回もほとんど覚えてないのですが、
最後にKoziさんがダイゲーダイゲー連呼する際にまたもや気合いの入った特効でステージが白い煙に包まれてました。


アンコール。
照明が再点灯したステージに流れるは"真夜中に交わした約束(インスト)"。
…大変柔らかく穏やかな雰囲気です。そしてちょっとしんみり。本当に"薔薇の聖堂"は名盤だなぁ。
先にMana様が一人やってきて、大量のピックを上手下手に万遍無く投げて中央へ。
そして下手に向き直り、((ヘ(´ω`*ヘ)コイコイっと両手でお呼び出し>本当は手の甲が下になってましたが、よい顔文字がなかった
右手を伸ばしてるのがまた可愛らしい。
次にやってきたのはKoziさん。同じくピックを投げMana様の横へ。
Koziさんも一緒になってコイコイってするんですが、
その直前だったかMana様の髪を後ろからちょいちょいっと摘んだりして悪戯っ子発動。
そして…Yu〜kiちゃんが2人に迎えられます。もうここは3人の世界ですね!邪魔しちゃイカン!!(いやしようがないけど)
Mana様が中心になり手を取り合い、3人で万歳。
上げてー下ろしてーで終わりかと思いきや、Koziさんが手を離さないのか何回か繰り返したりして、微笑ましい。
最後に3人で肩を組み、そのまま退場していきましたが、客席を見た時のMana様が
とても穏やかで優しい目をしていた(ように見えました)。

薔薇の聖堂

薔薇の聖堂



【以下自分語り】
'99年7月、期せずして3人になってしまったMALICE MIZERを私は心底応援しようと決め、
これまで勝手がよくわからず躊躇していたFCに入会してみたりしました。
>って頃の絵。
下手ですが、過去の自分から何かしら伝わるものがあったので上げてみました。
彼らが13年経った今でも心を通わせ同じステージに立ったこと、とても嬉しく思います。
…と書くとなんだかその後に迎えた三代目ボーカル・Klahaさんをハブっているように取られてしまうかもしれませんが
そんなことはないです、彼の事は心から歓迎したんですということでこのことについてはまた追々書く(予定)。


まぁ今現在、お三方一緒になってどうこうして欲しいという強い思いは自分は特にありませんが
伯爵にはまた折を見てお元気な姿を見せていただければイイなぁと。
それかボスでもオヤビンでも縁ある方でもどなたでも良いんですが、会った際に報告でもあれば。
仲良くしてる、と伝えられるだけでも十分ですしね。
…この辺りの想い、上手く書けませんが。


でも伯爵が潜伏期間中、とりあえず「壺を作ってる」>元ネタ:Yu〜ki&Kozi&大滝純GISHO)さんとの酒飲み対談in Vicious
ということに(自分の中で)していた頃に比べれば、ライブやってくれた(しかもマナコヂ両名と)だなんて
随分状況が変わったもんですなーと(いい意味で)。
ということで次なる伯爵降臨は2か月後の11月in大阪!Moi dix Mois&ZIZ揃い踏みも再び!
まぁその前にMoi dix Moisは南米ツアー、ZIZはチャゲフェスが控えてますのでまずはそちらが無事に終わりますよう。


ZIZ&Moi dix Moisの皆様、特にWヘッダーのSugiya先生と破誡の果て〜ズサポートのハヤトゥン、そして
Yu〜kiちゃん伯爵、お疲れ様でした&ありがとうございました。