MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

Le dixième anniversaire Live 2011〜2012 哲学の破片 〜第一章 暗黒劇場〜 at ShibuyaWWW

rev.1(セトリだけー)→rev.2(長いぞOP)→rev.3(本編最後まで)→rev.4(一応完成)


SE.silent omen
1.Perish
2.The other side of the door
3.Eternally Beyond
4.Mephisto Waltz
5.deflower
6.Sanctum Regnum
7.The seventh veil
(MC)

  • 哲学の破片 〜第二章 忘却の饗宴 Dis inferno vol.IX〜のお知らせ(12/29 at Shibuya O-West)
  • Repriseの収録希望曲投票結果発表

5位がfront et baiser、4位がPegeant、3位がthe Prophet、2位がShadows Temple、1位が同票でNocturnal RomanceとSolitude。
…3位と2位逆かもしれん。

  • 魔導書が近日、電子媒体にて復活予定

8.Gloire dans le silence
9.Vain
10.Pendulum
11.Night Breed
12.Immortal Madness
13.Dead Scape
14.Xanadu
15.Lilac of damnation
16.Detresse


(4つ打ちの激しいデジタルビートなSEの後、10周年ロゴTシャツ(ロゴ:白)に着替えたメンバー登場)
en1.deus ex machina
en2.Ange -D side holy wings-
SE.sacred lake



【Opening】
ほんの数日前に訪れた渋谷は、ハロウィンの名の下に仮装した人々でごった返していたが
11月に突入するや否やすぐさまクリスマス仕様に模様替えされる町並みの変わり身の早さにはいつも驚かされる。
そんな活気溢れる街、渋谷に存在する何故か外国の名を冠した坂の上で今回の集会は催された。
坂を上り会場に近づくにつれ、続々と漆黒の衣を纏った者達が集い始める。


空が陰り月の輪郭が露わになり始めた頃、定刻となり集会所への扉を潜ると
会場へとたどり着く道とは逆に階段を下りていく構造となっていた。
薄暗い空間の中、足を踏み外さぬように気をつけながら人々は深く、深く進んでいく…
そして深淵にたどり着いた時…私は"暗黒劇場"へと足を踏み入れていた。


半刻ほど経った頃だろうか、照明が落とされ壇上の幕が開き始めると
薄布を纏い眼帯を装着した男性…今宵のストーリーテラーだろうか…が本を手に佇んでいた。
彼の頭上のシャンデリアの光が揺れ、鎖に吊され血文字が刻まれた十字架の影を怪しく照らし
ピアノが静かに奏でられより静まり返った空間の中、「三人の魔導士」の存在が語られる。
その声に導かれるように静かに現れた彼らは十字架を身につけ、
しかし一概に魔導士とは言えないような思い思いの出で立ちをしていた。
続けてストーリーテラーの男性が、より強力な魔力を操る力を持つ「大魔導士」の存在を告げる。
壇上下手からゆっくりと進み出たその者の姿とは…


… … …えっ、Mana様金髪!?




【衣装】
10周年ロゴを各々取り入れていた哲学の破片 〜序章〜時の衣装とは異なり、
今回は黒を基調とし割と動きやすそうな衣装に早速チェンジ。シルエットは大体一緒だけど。

  • Seth

横に流していた髪を前に寄せ、腕と腰をレザーカバー&コルセットで覆い、大きな円で縁取られたシルバーのペンダントを装着。OPから数曲はマント(短)も着用。細さが目立つ!

  • K

右目周辺のメイクが蜘蛛の巣状に!その発想イイネ!相変わらずブッ立てたモヒカンと編み込みヘアーに
ネックコルセットにノースリーブ。鎖や十字架がぶら下がる首元が華やか。アゴ髭は黒に戻ってた。

  • Sugiya

ほとんど髪を立てないサラサラヘアー。アイメイクもぼかすような感じで、アクセはシンプルに十字架のみ。首元でボリュームを持たせるゆったりした服。

ロゴじゃなくて、いつもの?シンプルな十字架付きの帽子を着用。
…あとは全っ然見えなかった…行く前に「今回Hayatoがよく見えるよ!」とあれだけ言ってた結果がこれだよ!!
公式のGalleryページの更新を待ちたいところです。

  • そ、し、て、リアルに会場がざわ…ざわ…状態になったまさかのMana様金髪!!(黄色ではなく、白に近い)

地毛で金髪にしたのは10何年ぶりくらいでは?思い切ったことをされたものです。
金髪効果か、絞ったのか、とてもほっそりとして見えました。衣装も右肩のコサージュはついてるけどシンプルなカットソーだし。



【前半戦】

  • OPの重厚な雰囲気を保ったまま、一曲目はスローテンポの「Perish」。Kの表情が鬼気迫っている。
  • 「次への扉は開かれた」とSethが語り、「The other side of the door」〜「Eternally Beyond」とAl「Beyond the Gate」の世界へ。

「The other〜」でのSugiyaの指使いに見惚れる。

  • 「人は誰しも心の中に悪魔を抱えている…その名は、メフィスト」の台詞の後に始まったのがとても久々、「Mephisto Waltz」。

いい具合に今回のコンセプト(暗黒劇場)とマッチしましたね。特にアレンジは無かったはず。

  • 「deflower」はKががっつり精魂込めて感情乗せてサイドボーカルしてました。

>この曲は派手なことはしていないと思いますが、2声のコーラス(と主旋律)、歌、チェンバロの絡みがそれぞれ好きです。
個人的にはAl「Beyond the Gate」の裏中心曲だと思っております(表は「Eternally Beyond」かと)。

  • 「Sanctum Regnum」は観客に振り付き、声付きを指示。最初は声が小さいのでMana様が残念ポーズをなさる(お約束)。

そして前半戦最後は「The seventh veil」!疾走するドラム、躍動するベース、競い合うようにハモるツインギターがとにかく気持ちイイ!
歌い終わったあとのSethも、気持ち良いのかいつも笑顔だ!



【MC】
Seth「いやぁ〜、暗黒って本当に良いものですよねっ?(とMana様に同意を求める)」…どこかで聞いたことがあるぞ、うん。

  • Mana様の金髪

Seth「俺らもスタジオで見た時びっくりしたもんね」
K「新しいサポートの方なのかと思った。…ミュージシャンですよね?と」
わざわざSethに耳打ちして「ウイッグではない!とのことです」と。気合いが伝わります。
いやぁ私もびっくりしました。下手方向にいたんですけどしょっちゅう気になってました。

  • 哲学の破片 〜第二章 忘却の饗宴 Dis inferno vol.IX〜のお知らせ(12/29 at Shibuya O-West)

Seth曰く「12月…二十ここのか」開催だそうです!
丁寧に言おうとしてこんな言い方になっちゃったんですよね、きっと!

  • Repriseの収録希望曲投票結果発表

5位:front et baiser
我が愛しのフロンエベーゼが早速登場!そして前回のライブでスギヤンが希望と語っていましたが…もうちょっと上に行くと思ってました。
1stアルバムの人気投票では2位だったのに…ってだいぶ前過ぎる話か>ちなみに当時の1位はSolitude
Sethが「最近はやってない曲ですよね〜」みたいなことを言ってて「いや、前回のライブで演奏してたじゃないですかー!?」と心の中でツッコミを入れていたら、
よく腕まくりをするSugiyaも何か喋ってて(恐らく↑と同じようなことを言いたかったと推測)、話を振られるかなーと思ったけどそれには至らず。
4位:Pegeant
こちらはTOP争いをしているかと思ったのでこの順位は意外でした。
3位:the Prophet
3位からHayatoの生ドラムロール付き。K「俺、投票したー!」と挙手。出番が多いので嬉しいらしい。
2位:Shadows Temple
Seth「この辺り、Hayato君が叩くの大変そうですね」…うん、きっとものすごいことに(ゴクリ)
1位:Nocturnal Romance・Solitude(同票)。
Seth「前回のライブでやったばっかりなので、皆さん印象が強いんでしょうか?」きっとそれもあるかもー。
まぁ必ずしもこの6曲が全部入るとは決まってないようです
(Monologue Gardenの9/13の記事と矛盾が…と思ったのですが上位の区分を3位以上とすれば一応は問題ないか)。
Pegeantを入れるか迷っておられるのでしょうか。
入ってたら聞けて素直に嬉しいだろうし、入って無くても邪悪・暗黒が売り故の拘りってことで自分はどちらでも納得しますが。



【後半戦】

  • 1stアルバムから「Gloire dans le silence」。チャーチオルガン・チェンバロ・ギターの差し引き加減が絶妙。

特に1度目のサビが終わって、間奏のブラストビート?の後のドラムがスローテンポになってチェンバロが良く聞こえる辺り(CDでいうと2:15頃)が好きです。

  • 「Vain」はCDだけで聞く分にはそんなでもないのですが、ライブだとかなり自分の中でポイントアップ。

この曲のキーマンはSeth(ボーカル)とHayato(ドラム)だなぁ。

  • 「Pendulum」、たぶん「闇に吸われる肢体は今〜」の所でSethがMana様に寄っていき、手を翳しながら踊る。

Mana様は(ギター弾くところではないので)微動だにしないが、そんなSethを色っぽい目つき(私視点)で見つめ、
Sethが離れギターを入れるところで一気に弦を弾いた腕を振り上げ動き出す。
この辺りは上手が官能の夜でした。

  • Seth「夜に狂え−!」との前口上が入る曲はなんだったかな、と思い出せずに始まった「Night Breed」。


  • 「Immortal Madness」は「Darkness!」と叫び、多分この辺りでメンバー紹介。

まずはSugiya&Hayatoのリズム隊が「Moi dix Moisの屋台骨を支える」ってことで紹介。
そんな二人の誕生日は今月(11月)!大変めでたいので祝福の「おめでと〜」コール。
それを受け二人にスポットライトが辺り、短いセッション。パワフルでカッコイイ!!

  • 次にギターの二人…と思っていたらSethが上手奥に引っ込んでいる。ん?と思ってたら

聞き覚えのあるフレーズ…そしてもう一つのギターの旋律に、ベースとドラムも加わる。
MALICE MIZERの「バロック」!のイントロでした。
…私の中でマリスのMana様とMdMのMana様って同一人物って意識が薄いので
前回もそうだったけどこういう場面に出くわすと何だか大いなる違和感(嫌な感情ではなく)。
Dis infernoやDS2では予兆があったのでスイッチを切り替えていたけれども。
思えば最初のDis inferno(忘年会)でもバロックやってましたが、その時はギターが一本トラブルで
ほとんど音が出ていなかったように思うので、生の音が聞けるの2回目!という認識があまりなく新鮮な気持ちでした。
次では「追憶の破片」あたり来るかな、破片とかいて「かけら」と読ませる繋がりもあることだし!


  • 本編に戻り、熱いまま「Dead Scape」に突入。

この辺りだったか、センターに出てきたSugiyaにMana様が後ろから抱きついて(片腕で)、
Sugiya最初は驚いてたけど、気づいて後からニコニコ。Mana様もニンマリしてたような。

  • Xanadu」「Lilac of damnation」とAl「DIXANADU」の世界に触れたあと、Seth「その体に巻き付いた鎖を…バラバラに壊せーーーー!」っと懐かしのフレーズ!

「Mephisto Waltz」と同じく現メンバーでは初めての曲「Detresse」がこのライブのトリを飾りました。
サビ以外のキーが一つ下がっていた…ような。


【encore】

  • メンバーが10周年記念Tシャツに着替えた…と思ったらなんか違う…ロゴの部分が白(正確にはシルバーだそうだ)になってた。

模様がはっきり見えて、こっちのデザインもいいなぁ。Kはカスタムして肩口を広く開けてた。

  • Sethが前回のライブからコンパクト仕様になった旗を持ってきて「deus ex machina」。
  • 最後は「皆で…共に羽ばたこう」と「Ange -D side holy wings-」で〆。



【総括】
今回のコンセプトが"暗黒劇場"ということで、前半戦はスローテンポの曲が続き、
他の色が少なくほぼ黒一色のメンバーの衣装とも相まってひたすら重厚な雰囲気で、
後半戦もMCやImmortal Madnessを挟みいつもの感じに暖まってはきたものの
スローテンポな曲と激しい曲が交互に来る緩急のはっきりした流れでした。


曲の前口上も多く、どちらかというと今回は雰囲気重視できましたねーと認識しております。
最初がPerishで本編最後がDetressという構成も新鮮で、今後の哲学の破片シリーズでも
また意外なのを持ってくるものと期待しています(Priere,monophobia,vestigeあたりが次は来そうですね)。


しかしこの日一番のインパクトはやはりMana様の金髪に尽きます。
完全にMana様にしてやられました。
もう赤髪になったり青髪になったりリーゼントになったり髭生えてたりしても驚かないよ!
…いや髭はKに任せておいてほしいか。やぱし。
でもスギヤンが前やったようなチョビ髭男爵みたいな感じで、コミカルな感じに帽子被ってきてもいいかも!
てな感じで忘年会に向けて一人妄想が膨らみます。もう去年のイブライブから一年も経つのかぁ…
(時の流れの速さにしみじみしつつ終わり)