MIsaO Lab.

Moi dix Moisとかのライブレポがあったりなかったりします。

Dix infernal Tour 2003 at 横浜CLUB24


何気に新曲多かった今回のライブ。6曲もあったんだなぁ。
私的にはこれまで最も密な空間で、最も盛り上がったライブでした。
【Setlist】
1.front et baiser
2.(新曲)
3.Pessimiste
4.Gloire dans le silence
5.Solitude
6.tentation
7.(新曲)
8.(新曲)
9.Dialogue Shmphonie
10.Priere
11.L'interiuer dix 
12.Detresse
13.Ange
14.Pegeant
en1.(新曲)
en2.(新曲)
en.3 fordidden
en.4 La dix croix 



横浜は全く勝手が分からないので超余裕を持って電車に乗り込んだ。
時間的には全く問題無かったものの、それより大変だったのが雨!!
会場最寄の関内駅に着いたとき(15時くらい)にはドシャ降りで、雷まで鳴っていた。
仕方ないので治まるまで駅で待機。


しかし一向に止む気配がないため、雨の中地図を頼りにライブハウス前へとりあえず行ってみる。
するとモワディスのポスターが大量に張ってあった地下への入り口を発見。
会場が判明した所で近くの喫茶店で時間を潰す。


16時半になったのでぼちぼち会場へ移動。
するとさっきは全くいなかった黒い集団が目に飛び込んできて、ちょっと安心。
まあいつものごとく、皆さんモワティエばっかりです>人のことは言えない
でも普通の服の方も結構目に付いたかな。モワディスコスもいました。


入場5分前くらいになると大まかに列が整理されてきたので、大体の番号を聞いて並んでおく。
すると何故か3回くらいも「何番ですか?」と尋ねられた。そんなに話しかけやすい顔してたか?


そのうち順番が来て、カメラチェックを経てライブハウスの地下へ移動。
階段は一人通るのでいっぱいいっぱいです。まあもう慣れたけど。
下りきったところでドリンクチケットを貰い、中へ入る。入ったところでグッズ販売をやっていた。
まず入って感じたのが「四角いなぁ…」ということ。確かに「ハコ」という言葉が当てはまる。
ステージは「Dix infernal」と血文字っぽく書かれた幕で覆われていて、
それに送風機か何かで風がブオーと当たってヒラヒラいっている。
後ろの方で待機していた人もいたけど、既に人が何重にもステージ前に固まっている。
ひとまず下手側にあるドリンクバーに行き、ジンジャエールと引き換える。


飲み終わったが、その場所が比較的空いていたのでそのまま待機。
仙台では上手側に行くつもりなのでまあこれでいいか、と。
位置的には下手側5列目くらいといったところでしょうか。


入場17時、開演18時だが17時半くらいには入場は終わっていたような。
まあボケ〜と開演を待っていたが、サウンドチェックが始まると、段々と歓声(雄叫び)の頻度が増えてくる。
そして照明が、幕が落ちた!!


「キャ〜〜!!」という声と共にステージに押し寄せる観客達。
ううっ、く、苦しい!>心の声
こんなに激しい押しが来たのは初めてで、
内臓が捩れてるんじゃないか、ってくらいの圧力を感じました(大げさな)


ステージに現れたKazunoさん、Jukaさん、そしてMana様!!
なんと衣装が新しい!
目の前にいるKazunoさんはノースリーブぽいのに粗い網目の服を上に着たような服、
Mana様はちょっと遠くて見えづらかったがパフスリーブの半袖のブラウス?
…詳しい服の名前は知らないが、Mana様が半袖だったことに驚き。
そしてJukaさんはなんか薄手のマント?みたいなのをノースリーブに羽織ってます!
しかも右だけワザと?二の腕が見えるようになっています。
あとは3人共通で十字架とモワディスの10角形のロゴが入ったペンダントしてました。


Juka「今宵闇の宴…『front et baiserッ』!」と最近ではお馴染みのセリフが入り、
演奏が始まると、客は一斉にノリ始め、ヘドバンヘドバン!!
激しいーー。メンバーも最初から積極的に客を煽りに来ますが、その距離の近いことといったらなんの!
久々のモワディスの空気に私もウキウキでした。最初この曲がくるとテンションも自然に上がるので。


2曲目は新曲・・・といいつつ赤坂や前のイベントでも披露された曲だったと(うろ覚え)
シャウトやデスボイスといった枯れたような声でJukaさんが叫びます。
次は激しさを保ったまま『Pessimiste』へ。
Mana様が首を切るような動作をするパフォーマンスがありますが、無表情がいい味出しております。
この曲はずっと照明がピカピカしっぱなしで、眩しかった。


曲が終わるとKazunoさんにスポットライトが当たり、マイクを取る。
Kazuno「おぉーーい!」
客「キャー!!」
Kazuno「おい!お前ら、もっと狂いたいだろう、叫びたいだろう!?」
客「キャーKazunoー!」
Kazuno「叫べぇーー狂えぇーー!!」
客「キャーーー!(絶叫)」
…↑の文章だけだとKazunoさんが何か怖い人みたいですがそんなことは無い…筈です。
負けじとJukaくんも「今宵は漆黒の美と共に舞い狂え〜〜!」とか何とか言ったと思うんですが
(セリフのような感じだったかな〜と)ちょっと忘れてしまいました。
自分は初っ端から激しい曲3曲でかなり体力無くなってました。


オルガンの音が流れ、『Gloire dans le silence』へ。
静と動の部分がかなりハッキリしているこの曲、客も休む所は休み、ヘトバンする所はしっかりヘトバン。


『Solitude』はJukaさんが後ろからスタンドマイクを取り出し、
それに手を添えて歌うのですが、その動きが以前より自然で、板に付いてきた感じです。
ちなみに自分はさっきより若干下手寄りの場所に位置していたが、スピーカの音が来る真正面で「大丈夫かな〜」と不安になる。


モワディスの中でもポップ寄り(私見)の『tentation』、
続いては前の赤坂で初披露された3連譜で始まる新曲。
サビの「踊〜れ♪」のところのブーメランチックな振り(これだけでは何のことやら)の
他にも中間部で手を横、そして前にビッ!と翳す動作があって、そこはJukaさん、とても決まっておりました。


曲が終わって照明が若干明るくなると、Jukaさんが中央に進み出て「ボンソワ〜ル」と挨拶。
しかし、ちょっと失敗したみたいで苦笑気味に後ろにソソクサ下がっていく姿が
「玉子」(王子ではないらしい)の愛称を想起させる。
Juka「今日の横浜はモナムールの分だけでチケットがSold Outしてしまったので…」
おお、だから一般の発売日にぴあのHP行っても売り切れていた訳だ(納得)
Juka「僕が「会いたかったほっちゃ!」って言ったら…分かるよね?いくよ?会いたかったほっちゃ〜!」
客「会いたかったほっちゃ!」
(↑repeat*3)


3回ほど掛け合うと、「あ〜懐かしいぃ…(笑)」と後ろを向いてトテトテ歩いていくJuka玉子。
そんな玉子を横目に、熱い男・Kazunoの番。
Kazuno「横浜ーー!」
客「キャー!!」
Kazuno「横浜ァーー!!」
…とすごい勢いで煽り始めるKazunoさん、会報でのあの真面目なコメントはどこへやら。
Jukaさんが会報ネタできたということで、Kazunoさんも
Kazuno「お前ら何て言えばいいかわかるよなぁ〜!!行くぜ〜!くるっくぅー!!(笑)」
客「くるっくうー♪」…これも3回ほど掛け合う。
途中で「お前ら声が小さいぞー!もっと大きく!!」と指導が入ったり、ズノーさんはとても楽しそう(笑)


Juka「え〜次は、ロックスターMana様からコメントがあるようです」と、Mana様にマイクを渡すJukaさん。
Mana様が中央に躍り出て、マイクを口元に…
「会いたかったぜ横浜ぁ〜!」とかこれまた会報のノリだったかな?
しかし、私のいた位置からは屈んでマイクを掴む某ベーシストが…


ラストはドラマーTohruさん。マイクが行くと、いきなり「元気ですか〜!?」と某猪木風の喋り。
Tohru「俺がマイクを持ったらするべきことは1つ!みんな〜、首は鍛えてきたかぁー!?
元気があれば何でもできる、元気があればヘトバンもできる」
客「(笑)」
Tohru「行くぞ〜!アーン、ドゥー、トロワー、」
会場「ディ〜ス!!」
とベタながらも盛り上がり、メンバーを呼ぶ声が止まない中、
Jukaさんが口に人差し指を当て「シィーッ」と静かにするよう促す。
Juka「次は、モワディス初のスローナンバーです」と前フリ。


こちらの新曲も、前回の赤坂で初披露された曲。会場上手にあったミラーボールが回ってます。
まったりしっとり…な落ち着いた雰囲気だが、
Jukaさんへの照明が一人ピンクだったのに対して、後ろのステージの照明が水色とか黄色で合ってなかった。
ピアノにエコーが被ったり、チェンバロも入って来たりしてます。


その後は『Dialogue Symphonie』で再び盛り上がり始める。流れ的には前回の赤坂と同じ感じですな。
Priere』、これあまり激しくないな〜と思ってたのですが、意外にヘトバンとかが繰り広げられている。
『L'interiuer Dix』は濃い青の照明になって、
メンバーはステージドリンク飲んだり休憩タイムです。
『Detresse』に差し掛かる時にはだいぶ疲れが出始める>私が


Juka「ラスト2曲!!」
このコールがくれば次の曲は『Ange』とくるのが相場。
CDでは4曲目のこの曲だが、いつもCD聴く度に「ああもう終わりだなぁ…」と切なくなってしまう。
中央にメンバー3人揃い踏みするシーンもこの曲だけだし。


ラストは新曲…が、ここでこの日一番の衝撃!!
どんな曲かというと、モワディスがマリスの『ma cherie』をやったらこうなる、みたいな。
何かフツーに明るいんですよ、これが。
もしやMana様が会報で言ってた「ポップでメロウな」ってこの曲か!?
まあ「時計の針が〜」とかいう歌詞があったし、>会報に「シンデレラのような」というコメントが
多分これかな…と。
Juka玉子は二の腕をバンバン見せ付けて楽しそうに振ってたけど、
それ以上に遠くのMana様があのカッコで
上半身を可愛らしく揺すっていたのが何より驚いた!!!
Mana様〜…あぁ、もう一つ身体があれば…。仙台に行ったらもっとよく聴いて&見ておかねば。


曲が終わるとメンバーはピックをばら撒いて退場、Tohruさんも前に出てきてスティックを放り投げたりしてます。


5分くらいでメンバーが再登場。
Mana様はギターを「血まみれのジュンヌフィーユ」にチェンジ。
新曲…う〜ん、確かに2曲やったのだが、内容を忘れてしまった。


ここに来てやっと、お待ちかねの『forbidden』が。
ラストも近いとあって、気合十分で「my Dis! your Dis!!」


いつもは本編ラストの『La dix croix』、今日はアンコール後に登場。
『La dix croix』の後奏が鳴り響く間にメンバーはあっさり退場し、激しかったライブもここで終了。

いや〜今までも良かったが、今回は特に良かった!!
というか、何か行く度にモワディスのライブが楽しくなってきます!
「ポップでメロウな」あの曲も、JukaさんやKazunoさんのキャラが出てきた
今だからこそ、イイんだろうし。
初めてモワディスを見た1年前はこんなに良いものになるとはあんまり思っていなかったので、なおさら。


あと新曲の中で「んん!これはっ!?」っていう「来る曲」があった。
私的にそういうのは「マリス初期にあったような曲」として位置づけてるんですけど、
(実際はそのころのを聞いたことがないんで想像だけど)
Mana様が今でも「そういう」曲を作ってるのが分かって、ちょっと嬉しい。
Mana様の作る曲と私の求めている曲が今でもまだ同じなんだな〜と再認識した今回のライブでもありました。


【終演後の本日の損害】
●右の靴が凹んでいた
●コルセットのリボンが外れていた
●後日、首・腰・足に筋肉痛>数日直らず
●スピーカーのあまりの爆音に、左耳の調子がおかしくなる>これも数日続いた


…モワディスのライブで前で盛り上がりたい場合は、揉みくちゃになるのを覚悟の上の服装で行くのが良いでしょう。

2003/7/26製作、2012/1/22再UP